平成28年4月18日、社内において「現場が動き出す会計 ~人はなぜ測定されると行動を変えるのか~

著:伊丹敬之・青木康晴」を題材に研修を行いました。

 

今回の題材図書の要約は以下の通りです。

 

この本は、管理会計についての入門的な教科書として書かれている。ただ、類書とは構成も力点の置き方もかなり違うので、一般的な入門書というべきではないかもしれない。

その違いを一言で表現すれば、「人間が主役の管理会計」ということになろうか。

企業外部の資本市場関係者に企業の経営成績や財政状態の情報を提供するための会計としての財務会計とは異なり、管理会計は会計データを中心に企業経営に役立つデータを企業内部の人々に提供する会計である。つまり、企業内部の意思決定と現場の管理のための会計である。

それを「人間が主役」という眼で捉えたい、という本書の視点を象徴的に表現しているのが、この本のサブタイトルである。「なぜ人は測定されると行動を変えるのか」。

企業組織で働く現場の人々は、自分たちの業績が何らかの形で測定されると、測定されることに反応してしばしば自分たちの行動を変える。いい測定結果が出るようにと、改善の努力をすることもあるし、ときには数字の出方に味付けをしたりする。

そうした現場の人間行動を十分に了解したうえで、管理会計システムは設計され、運用されなければならない。そして、それができている管理会計システムには、現場の人々を動かす力がある。人の行動を変えることが管理会計の一番重要な役割である、とわれわれは考える。

現場によるデータへの味付けや測定に反応する人々の心理を想像したうえで、現場が望ましい方向へと動いていくように導く管理会計システム。それが、本書のタイトルとした「現場が動き出す会計」である。それは、会計データが現場に与える影響をとことん考えようとする、「影響システムとしての管理会計」とでもいうべきものである。

 

さらに詳しくは・・・ ↓

現場が動き出す会計