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2015.04.02社内研修 「会計がわからんで経営ができるか」社内学習会

平成27年3月30日に稲盛和夫氏の「稲盛和夫の実学 経営と会計」を用いて社内研修を行いました。

本書の要約は次の通りです。

 

 

~会計がわからんで経営ができるか~

バブル経済崩壊後、何故、不況がこのように長引くことになったのか。

私は、企業経営に携わる人間の「考え方」というものが、その大きな要因としてあったと考えている。

この不況は世の経営者たちに「経営者とはどのような考え方を持つべきなのか」とか「企業経営の原理原則とは何か」を厳しく、問うものであったと考える。

本書は、私の考える経営の要諦、原理原則を会計的視点から表現したものであり、混迷する時代に、血を吐くような思いで叫んでいる、私の叱咤激励である。

資本主義経済における会計の役割

現在、日本の企業社会の中では、これまで表面化しなかった腐敗が露呈し始めている。誰もが何が正しく何が悪いのかを考えることなく、たんに自らの利益を追求し続けた結果、日本全体がきわめてモラルの希薄な社会になってしまい、社会全体が病んでしまっているのではないだろうか。

この意味で私は会計の役割はきわめて大きいと考えている。なぜなら会計において万全を期した管理システムが構築されていれば、人をして不正を起こさせないからである。また、万が一不正が発生しても、それを最小限のレベルにとどめることができるからである。

このような会計の考え方やシステムは、不正を防ぐというだけでなく企業の健全な発展のために不可欠なものであり、逆にこのような会計システムがなければ、いくら立派な技術力があろうと、また十分な資金があろうと、企業を永続的に成長させていくことはできない。

 

 

参考: 稲盛和夫「稲盛和夫の実学 会計と経営」 日経ビジネス人文庫  2000/11/7

 

 

 

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