2021.04.02令和3年3月17日 第2回の決算書活用セミナーを開催しましたニュースレター
令和3年1月29日に開催した第1回の研修会では「損益分岐点」の考え方を学んでいただき、その中で「固定費」と「変動費」の考え方、また、どの部分から利益が生まれるのかを理論的に学習していただきました。
第2回の今回は農家の皆さん14名にご参加いただき、3つのグループに分かれて行ったグループワークが中心となりました。
第1問として、「A株式会社」と「B株式会社」のそれぞれ3期分の貸借対照表、損益計算書が与えられ、それぞれの経営について、「どちらが良い経営なのか」の意見交換をし、グループごとに話し合いの結論を発表しました。
第2問として、経営を拡大している野菜農家の「Oファーム」の損益計算書を確認しながら、経営改善のためにどのようなアドバイスができるかを話し合いました。
「この経営は、資金が苦しいよな」であるとか、「人が育つには時間がかかるから、規模拡大はそんなに簡単じゃない」のような、現場の農家さんならではのご意見が、とても活発に交わされました。
講師の期待していた答えにまでたどり着くグループもあり、予想以上の手ごたえが感じられました。
私たちは、農業経営者が「感覚」だけでなく「数字」をもって経営を理解し、「決算書を経営に活かす」ことで、経営を発展させていくお手伝いができればと考え、日々経営者の皆さんとお話しております。
財務諸表に対する理解が深まっていく中で、第3回も開きたいと考えております。